- 大人の矯正治療で
よく使われる装置 - adult orthodontics
- 表側ワイヤー矯正(マルチブラケット装置)
ワイヤーの種類も改良が進んでおり、どのような噛み合わせにも適応でき、非常に信頼性の高い装置になります。最も自由度の高い治療が可能となり、最終段階での細かい微調整が可能です。
ブラケットと呼ばれる歯の表面に付ける器具は、金属タイプと審美セラミックタイプから選べ、ワイヤーも白くコーティングされているものがあります。以前よりワイヤーの素材が改良され、痛みはほとんどなくなっています。
- マウスピース型カスタムメイド矯正装置(インビザライン)
- 当院では歯を最も自由に動かせる「歯並び専門クリニック向けのバージョン」
を導入しています。
透明の取り外し式のマウスピースを約1週間おきに交換しながら歯を動かしていく矯正治療です。一人一人の治療計画に基づいて、精密にカスタムメイドされたマウスピースをご自宅で交換することにより、歯を徐々に動かします。
目立ちにくく、違和感も少ないメリットがあるものの、一日中装着の必要があり、噛み合わせによっては治療が困難な場合もあります。
- ディスタライザー(カリエールモーション)
上顎前突(出っ歯)や叢生(ガタガタ歯)に効果的で、大臼歯を後方へ移動させることによって足りないスペースを獲得する装置です。従来は抜歯が必要な場合でも、歯を抜かなくても良好な治療結果が得られる事があります。
歯を抜かない治療の可能性が広がる装置です。写真は金属タイプですが、透明タイプも可能な場合があります。
- 後戻り防止装置(保定装置)
矯正治療後の綺麗な歯並びは、装置を外した直後は初めの位置に戻ろうとします。後戻り防止の装置を必ず使うことが大切です。しばらくの間は歯の裏の見えないところに、細いワイヤーを取り付けて後戻りを防ぐ場合もあります。
- その他
上記以外にも裏側ワイヤー矯正、矯正用アンカースクリュー(インプラント)、PLAS(パラタル・レバー・アーム・システム)など、患者さんのご希望と必要性にあわせてご説明します。
- 子供の矯正治療で
よく使われる装置 - child orthodontics
- 歯列矯正用咬合誘導装置(T4Kトレーナー、マイオブレース、マルチファミリー、プレオルソ、ムーシールド)
トレーナーとも呼ばれる柔らかい素材の、取り外し式のマウスピース装置で、成長期における口腔習癖と歯並びの改善を目的に使用します。ガタガタ歯(叢生)、出っ歯(上顎前突)、受け口(下顎前突)などさまざまな噛み合わせに効果があり、学校から帰ってきて家で使っていただきます。
- 床矯正装置
顎を広げるためのバネやスプリングが埋めこまられている、取り外し式の装置です。出っ歯や受け口などの前後的な改善はできませんが、違和感は少なめです。
- 固定式矯正装置(取り外しのできない装置)
固定式装置にはさまざまな種類があり、「顎を大きく広げるためのもの」「後ろから前へ歯を押すもの」など目的に応じて設計をアレンジして作製します。初めは装着時の違和感はありますが、すぐに慣れてくることが多く、非常に大きな効果を得ることができるメリットがあります。
- その他
当院は歯並び専門のクリニックのため、上記以外にも機能的矯正装置・タングクリブ・ウェッジプレート・チンキャップなども扱っており、患者さんのかみ合わせにに最も適した治療法を提案します。